新着情報

平成27年度・第4回プロジェクト勉強会「ラボラトリー体験学習を再考する―Tグループを中心に―」(話題提供者:津村俊充・南山大学名誉教授)を開催しました

2015年8月17日


7月16日に(社)日本体験学習研究所代表理事で南山大学名誉教授の津村俊充先生より「ラボラトリー体験学習を再考する―Tグループを中心に―」と題した話題提供をいただき、勉強会を行いました。
津村先生が行っている体験学習は、参加者の体験を素材としながら、自己や他者のありかたや自己と他者の人間関係について参加者とファシリテーターが共に学ぶものです。この学びの場の設定がラボラトリー(実験室)的であることから「ラボラトリー方式の体験学習」と言われています。もともとは、1946年にクルト・レヴィンにより人種差別をなくして民主的な風土形成を行えるリーダーを養成するワークショップを開発するために用いられた学習方法とのこと。そのため、この学習はトレーニングであることから、この学習におけるグループはTグループ(トレーニンググループ)いわれます。
ラボラトリー体験学習の特徴は、「話題(コンテント)」よりも「いま体験していること(プロセス)」を重視します。プロセスには、課題達成のプロセス(ゴール設定・役割分担・手続き)とともにメンバー同士が関係を形成するプロセスがあり、後者にも目を向けていることにこの学習の特徴があります。すなわち、Tグループでは個人とともにグループの成長が起っていきます。このときのグループにおける成長のダイナミックスは非常に生々しいものであり、そのためにラボラトリー体験学習は従来は成人を対象にしてきたとのことでした。
後半は、参加者が投げかける授業や学校現場における具体的な問題について、ラボラトリー体験学習ではどのように取り上げているか津村先生の説明を聞きながら参加者が考える時間となりました。

新着情報一覧へ戻る